もういらないでしょ。経済効率だかなんだか知らないけど。
命が一番。どれだけエコノミックアニマルなんだ。
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原発がないと、電力は確かに不足します。
リスクは確かに、今回の震災、津波に耐えれるようにすれば、今よりも更に低くなるでしょう。
電力がないと、日本経済が成り立たない、原子力に反対するなら代替案を示せ、よく聞く言葉です。
でも、経済効率を考えるときに、犠牲にするのが、経済の対価が人の命であってはならないです。
儲かるためなら、便利な生活のためなら、誰かが死んでもいいのでしょうか?誰かが死ぬリスクが上がっていいのでしょうか?誰かの故郷が住めなくなってもいいのでしょうか?
しかも、「原発がないと困るでしょという人」は、実際にはそのリスクは負っていないことがほとんど。
私も含めた東京都民は、リスクのないところで生活して、リスクを他県に押し付けて、リスクと経済効率を天秤にかける。
子供がガンになるかも知れない、故郷に二度と帰れないかも知れない。それがどれだけ辛いことか。
やるなら、東京が電気が必要なら、東京のど真ん中に原発を作りましょう。
それは(賛同しかねるが)スジが通った主張だと思います。
安全だ、といっても、人が作ったものに100%はない。科学をかじった人間なら誰でも分かりますよね?
※私は東京大学工学部卒です。まったく科学を知らないど素人ではないと思っています。
設計が完璧、ということも考えにくいですが、きちんと設計したって、それがきちんと作られた保証もないです。
(システム屋なら分かりますよね?絶対バグのないシステムなんて作れないってことを。)
また、今までの統計からしか策定できない安全基準で、将来の100%の安全を保証することはできないです。
原発を現状維持すべき/あるいはさらに開発すべき、という方へ。
(それが0.001%でも)リスクはゼロではない、と認識していますか?
それは、「その土地は今回のフクシマのようになる可能性があるけどそれでもいい」、と認識してるということですよね。
完全にリスクはない、0%だと認識していますか?
それなら、東京のど真ん中に作っても問題ないですよね。リスクないんだから。
東京に作りたくない、とはいえないですよね。ロジカルじゃない。
論理的に、数学的に、「リスクは完全に0」、「リスクは0より大きい」、このこのいずれにも属さない考え方はありえないです。
ぜひ、どちらだと考えているのか、お聞かせいただきたいです。
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もうちょっと書きます。経済面から。
今回のフクシマで、「日本」という国際ブランド力は暴落しました。
この経済的損失は計り知れないです。
観光業はもちろん壊滅。
安全・安心で売っていた農作物や海産品をはじめ、食料品も壊滅。今後の大きな輸出産業だったのに。
停電が改めて光を当てた国産工業品の、世界のラインをストップさせるほどの重要性。
これらも(生産面での電力供給面の問題は考慮から外しても)、輸出の際、放射線量のチェックをされるなど、ブランド力は暴落。
(そのうち「この携帯、日本の部品つかってません」とか広告出たりして。。。)
経済発展のために、原発が必要というが、それは電力供給面でしかないです。
そして、それ以上ともいえる大きな日本の国力低下を、原発がもたらしています。
「日本」というブランドは、停滞/衰退した日本経済を復活させる最大の武器でしたが、それを今、失いました。
今現在の経済よりもさらに大事な、お金を産む大切な資産、金の卵を産むニワトリが死んでしまったのです。
意味ないですよね、原発。日本経済は今後、内需だけでやっていくのでしょうか?
ガラパゴスwith原発?
海外を相手に、海外に拠点を置き、勝負する。うん、それは原発の影響はないです。でも国内の電力もいらないですよね。
この危機から脱出するには、「いますぐ原発と決別することで、日本のブランド力を回復させること」です。
原発を絶対悪とし決別する。その姿勢によって、国際社会での1つのステータスを築くチャンスは残っているように思えます。
仮に、人の命や故郷を、日本経済を考える天秤に乗せて(それはすなわち金額に置き換えて)、それで原発の要否を検討したとしても、私にはそれが、原発あるべし!という結論を出すとは思えません。
みなさんは、どう思いますか?机上のリスクではなく、現実に起きた、壊滅的なダメージを目の当たりにして。
(定量評価を私がしたわけではないですが、感覚は正しいと確信しています。)
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確かに、明日から突然、全原発が止まると、社会が崩壊するでしょう。なので段階は踏む必要はあります。
でもそれは、「原発を止めるべきか」の議論ではなく、原発廃止を決定事項とし、「どう止めるか」のみにフォーカスしなければなりません。
今すぐ「原発を止める」と宣言し、期限を切って、具体的には1年以内に、実際に原発を止めはじめる。そう社会の舵をきるしかないのです。
1年もあれば充分。早ければ早いほど、日本経済にはプラスになります。
なお、現状維持や、原発の是非を検討することは、少なくともその期間は、既に存在するリスクを許容する、そして日本ブランド復活の施策をストップさせるということです。
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反原発だと、感情的だとか、何も考えていないだとか、そう捉える風潮があります。
私は冷静です。この文章も数日かけて、何度も見直しています。
逆に、原発が必要だ、といっている人の方が、感情的なのではないでしょうか?
「なくなったらパニックになる」と思い込んでるだけでは?
買い占めをした人たちと同じに思えます。あるいはマインドコントロールされているのでしょうか?
ここに書いていることは、感情論ではありません。冷静に、読んでみてください。ロジックがおかしいところがあれば、ぜひ教えてください。
もう、原発やめましょう。原発をエサにするエコノミックアニマルは絶滅させましょう。
日本ブランドを築き上げてきた戦後復興、団塊世代のためにも。
これから日本を支える子供や孫の世代のためにも。
日本経済のためにも。
何よりも日本国民や日本在住の皆さんの命のためにも。
大丈夫ですよ。
電気が減ったって、我々は、強いです。うん、大丈夫。