意思決定プロセス

組織のリーダーの仕事は「決断すること」。

どういう決断をするか、もちろんそれが一番大事だけど、どういう論理展開でその決断に辿り着いたか、その道筋もまた面白い。

twitterだと、色んな人の考えが、結論だけでなく、そのプロセスまでなんとなく感じられる。

僕が「考えるプロセス」が好きなのは、猪瀬直樹さんや橋下徹さん。
彼らの導き出した「決断」はそんなに好きでないことも多いのだが、「意思決定プロセス」は好き。

意思決定には、主観は必ず入るし、ロジックだけでは無理。それを理解した上で、インプットに対し何が客観的事実で、何が主義主張なのかを分類しつつ決断へと向かう。
何より、誰かに気を使ってロジックを捻じ曲げたり、日本的な二枚舌、裏での取引みたいなのを感じさせないのが良い。

なんというか、潔いよね。

しかし、調整調整で意思決定する日本的な組織から見ると、意思決定プロセスが違うから気持ち悪いし、怖いんだろうなぁ。

作家や弁護士という、実力社会、士業で生きてきたからできるのかもね。

技術って

技術って奥深すぎ。

最近、すっかりエンジニアよりのことをいっぱいやってます。

お前がそんなことやってんの?とか言われそうな。でも楽しい。てか、必要なんだよね。

多分、世の中のエンジニアと呼ばれる人の中でも、技術だけで、中の上くらいにはなってるかなって、それくらいできるようになった。

で、思う。
エンジニアで、超一流になるのはムリ。

たぶん、天性のセンスはかなりある。性格的にも向いている。
でも奥が深すぎ。スタートも遅いし、何かに特化してやるには興味が広すぎる。

そうなんだよなぁ。僕が、本気で、何かに特化して、それでも超一流になる自信がない、それだけ大変な道なんだよなぁ。

この道で生きていく人は大変だ。。。
今が、実力なくても、それなりにお金貰える環境だからなおさら。
それもだいぶ傾きつつあるけど。

思考停止

東日本大震災。みんな色々なことを考えた。被災地、被災者、原子力、東電、政府の対応など含め。義援金もそう。

Twitterやブログなどで様々な意見がポストされた。僕もその1人だ。
意見を述べるのは素晴らしいことだ。まして文章にすること、残る形ですることは。

でも思う。僕の発言で世の中は変わらないだろう、と。

もちろん、僕を含め小さな声が集まり、世の中が動くこともあるだろう。
声を上げることは決して無意味じゃない。
声がなければ好き放題やられる。

でも今回の震災での僕の予想は、原発も東電も、なくならない。国民が負担し、東電社員はなんだかんだ、対応がいいまま。
原発の近くでの子供の被爆も止まらない。

仮に何かが変わるとしても、それさ「僕が声を上げなくても」変わるだろう。

僕には、主張を言い続けて、何かを変えるまで頑張ろう!という根気はないのだ。そのエネルギーをビジネスなり他のことに使おうと思う。

ではなぜ、自分の意見を述べてきたのか?

「言い続ける」根気はなくとも「意見を言う、自分の考えを表面する」ことが大切だから、だ。

何も変わらないから、本来どうあるべきか考えもしない。
そこで止まるべきでない。

ブログなどに書く、ということは、自分の考えを整理することでもある。

これだけの外部要因でも思考停止は話しにならない。

親として、子供に、自分の考えを示すこと。
経営者として、自分の考えを示すこと。

周りがどう思ってるかは分からないけど、僕自身はすごく大事なこと。

極端に言えば、正解である必要はない。
その時点のインプットで1つの判断をすること。これがすごい大切だ。

[donate-japan] ダイヤモンド・オンラインに掲載されました

震災後にはじめた、寄付金まとめサイト donate-japan.com が、ダイヤモンド・オンラインに掲載されました。

ダイヤモンド社 書籍オンライン
問われる寄付の効率性と、当事者が活躍できる支援の仕組み台頭する「寄付プラットフォーム」が拓く新たな可能性【後編】
diamond.jp/articles/-/12179

コンテンツ制作はUSで、開発、制作、ページ更新は僕を中心に行っています。
報告していませんでしたが、日経新聞でも紹介されています。

ご覧頂けると嬉しいです。

震災とIT業界

IT業界でない友人との仕事、刺激が大きい。

ITが手段でなく目的になっているIT業界と、ITが手段でしかない外部業界。

異なる業界同士が一緒になにかすることで生まれるイノベーション。

震災で様々なサイトがボランティアで立ち上がったけど、エンジニアは、今ある技術で最速で解を出せるように考え行動したんじゃないかな。これって実は多くのエンジニアは、通常業務では使わないアタマ。

最先端の技術を使うより、ある程度枯れた技術で、新しいスタイルを作る方が、僕には合ってるな。