震災とIT業界

IT業界でない友人との仕事、刺激が大きい。

ITが手段でなく目的になっているIT業界と、ITが手段でしかない外部業界。

異なる業界同士が一緒になにかすることで生まれるイノベーション。

震災で様々なサイトがボランティアで立ち上がったけど、エンジニアは、今ある技術で最速で解を出せるように考え行動したんじゃないかな。これって実は多くのエンジニアは、通常業務では使わないアタマ。

最先端の技術を使うより、ある程度枯れた技術で、新しいスタイルを作る方が、僕には合ってるな。

震災とアクション

東日本大震災直後から、寄付金まとめサイトを作った。脊髄反射的に行動できた。IT業界ではない優秀な仲間と。

効果はともかく、行動し、最大速でサイトリリースできた。

利を計算せずに直感、感情ですぐに行動に移せたことは、今、冷静に考えると安心し自信になる。

行動し何かを形にするのは、想像以上に大変なことだ。すぐに言い訳が頭によぎり、止めてしまう。
また、何かをすれば何かをする時間がなくなる。費用対効果なんか考え冷静になると行動できない。計算なんかしているとタイミングを逸してしまう。
これらは、日常のビジネスでの悩みでもある。考えるほどチャンスを逃す。
そして行動力、アウトプット力がないのでは、と不安になる。

今回、行動し、アウトプットを出せたことで、やればできるという自信が戻った。不安が消えた。

東日本大震災という未曾有の外部要因。これで何もできずネットサーフィンだけして、知ったような口を聞いて終わってたら、ビジネスへの自信を失っていただろう。
評論家で食っていけないし、食いたいとも思わないし。

まず動く。動けないと、動かないと、凋落を待つだけだ。

GW

GWは10連休。とはいえ仕事が溜まっていたので、前半は家で作業。後半は、くつろいでます。

午前中はランニングして、午後から11か月の長男と遊び、アジア料理作って、水周りを重曹とクエン酸で掃除するなど。
今日は初節句。両家の親を招待し、素晴らしい1日でした。

明日からは1泊で軽井沢へ。軽井沢プリンスホテルのコテージを借りてみた。気兼ねしなくてよさそう。
新幹線で1時間だし、息抜きにちょうど良さそう。PCも置いていく!

会社のこと、チャレンジしたいこと、色々とやりたいことはあるんだけど、心身ともに健康が第一。それがないと継続できない。
しっかりとメリハリつけて。これが難しいんだけどね。

しかし、ここ数日は、久しぶりに充実感に溢れています。
しっかり休日を過ごせると、仕事でも自信が湧く。不思議だけどね。

明日も早い、、というほど早くないけど、心地よい疲れのまま、もう寝ます。

サイト運営のボランティア募集!

現在、弊社では、下記2つの寄付金・義援金まとめサイトをボランティアで運営しています。
東北地方太平洋沖地震 寄附金・義援金まとめサイトkifusuru.com

このサイトの手伝ってくださる方、いらっしゃればご連絡ください!

■必須条件
・当作業において自分の利益より被災地・被災者のことを優先して考えられること
・やる気があること
・単純作業を厭わないこと
・月10時間程度使えること

■タスク内容(下記の中からできること)
==運用業務==
・お問い合わせのメール対応
・掲載データの作成、投入
・データ精査(リンク先の定期的な確認)
・各種施策の実施フォロー

==制作業務==
・デザイン制作(サイト、フライヤー等)
・HTML/CSS制作
・PHPでの開発
・JavaScriptでのユーザビリティ改善

■お問合わせ先
kifusuru@boocoo.jp

■備考
・素晴らしい仲間と一緒に仕事ができます!
・頑張っていただければ、Staffに名前を載せます!
・色々勉強になります!

よろしくお願いします!!

原発の考察

色々な人と、原発の是非について意見交換した。いろいろ勉強になった。

それらも踏まえ、追加の考察を。私見です。(前回の記事「原発もういいよ」もご参照ください。)

電力が必要 -> 原発が必要 は論理が飛躍している

今すぐ、という制約下においては正しいですが、論理的にはこれは飛躍。
電力は原発以外でも作れます。
同様に、「原発反対 = 電力不要」と捉えられるのも論理の飛躍です。

他の発電と比較するには、同条件ですべき

例えば再生可能エネルギーとの比較。
再生可能エネルギーに原発と同じだけ費用をかけてR&Dを行ったと仮定して、そのうえで、原発との比較をすべき。

原発のコストは最終処分までで計算すべき

これは様々なところで見られる、すごく当たり前の話ですが、念のため。停止プロセスの費用も含めて。
ちなみに最終処分場も決まっていないのに、どうやって最終処分するんですかね?
今の状況で、最終処分場が仮に決まったとして、超巨額の助成金と、超巨額の安全対策費用が求められますけどね。

科学的に正しい、と、リスクマネジメントとして正しい、は別

科学的には、立証されていないものは「正」として扱わない。原発の危険性も立証されていなければ「危険」と捉えないのは正しい。
しかしリスクマネジメントでは逆。安全が立証されていおらず、危険を唱える学者がいるなら、「危険」と捉えるべき。
ちなみに、東京電力からの情報開示や、今までの事故サンプル数が少なすぎることを考えても、「安全」は立証できない、と考えるのが普通だと思うのですが。

東京と福島

上で「安全」という言葉を使ったが、「どこが」というのを定義しないと議論が成り立たない。
えてして、原発反対の人は「福島は危険」、原発賛成の人は「東京は安全」という論調が多い気がします。
「東京は安全」という論理は、正しいかもしれない。東京電力を信用できなくても、僕にもそう思える。
でも、だから「原発=安全」ではない。福島で、原発の近くで、安全じゃないでしょう。避難しろって言ってるんだよ。
ま、首都東京を守るため、「想定外」があっても「東京は安全」なとこに作ってるんだろうけど。
「ほら、事故があっても東京は安全じゃないか」って論理じゃなく、「原発とその周辺」が安全かどうか考えるべきじゃない?
(ま、東京が安全なら国益として進めるべき、みたいなことを言う方も多いと思いますが、僕はそういう考え嫌いです。)