東北でボランティア&視察をした考察です。ここまでの記事も合わせてご覧ください。
自分の目で見て良かった
実際に現地に足を運んで、自分の目で見ることを強くお勧めします。生で見ないと分からないです。
僕自身、尻込みしていた部分もありました。見てショックを受けるのが怖いのもありました。見に行くことが被災者の方々へ失礼になるのでは、なども想いもありました。
でも、実際に行ってみて、「見ないと伝わらない」ことの大きさを感じました。報道だけみてこっち(東京)で色々考えても分からない。
今後、復旧まで長い時間が掛かると思いますが、見ることで、震災が風化しなくなる人は多いのではないでしょうか。
東京では震災関連ではフクシマ関連の報道ばかりですが、震災はまだまだ当然、復旧途中です。分かっていたことですが、より強く感じました。
僕は会社を経営している(というほど大きくもないですが)身ですが、これだけの外部要因はビジネスしている中でそうそう起こらない、起きてもらっても困る、そういう規模のものです。
それを肌で感じるのは、経営者としてとても大切なのではないかと、漠然と思っています。
ボランティアと復旧作業について
2日間だけボランティアをさせていただきました。個人で、ボランティアで、数日でできることの小ささも、その小さな積み重ねが大きなパワーになることも感じました。
ボランティア作業の効率だけを考えればもっと良い方法はありそうです。でも復旧全体の最適を考えれば、これでよい。
我々のような数日のみの参加、個人の集まりのボランティア作業を効率的にすることにパワーを使うのは、あまり得策ではない。重機の使い方や全体のプランニングにパワーを使うべきですね。
敢えていえば、ボランティア現場のリーダーに誰かを育てて権限委譲して進めると、よりボランティアも安心して働け、レバレッジも効いてよいかな、とも思いました。まぁ、とても難しいことなんですが。
復旧作業は、あまりの被害の大きさに、どうすればいいのか、数日の視察ではとても分かりません。
疑問に思ったのは、ガレキ最終処分。最終処分の方針、方向性は行政から示されているのでしょうかね?
状況は刻々と変わり、例えばガレキを分別すべきか、などは朝令暮改になったりケースバイケースも考えられます。で、それはそれで良いことだと思います。
やらないと分からない。やりながら、臨機応変に都度対応する。前に進む力と柔軟性が大事。
方向性を示し、それに向かって進める強いリーダーがいる、これが一般的にプロジェクトがガンガン前に進む条件です。
ぜひそうなることを願っています。
市や町が、そういうリーダーにお金を払って契約として来てもらう、それが一番早い気がしますけど、いろいろ難しいんですかね。
経済活動
僕は、復旧・復興には、様々な形でお金が被災地やその周辺で動くようにすることが大事だと思います。
もちろん、ボランティアは素晴らしいことですが、経済活動はとても大事です。
boocooも、何かできないか、真剣に考えてみます。
他にも色々思うところはあるんですが、追って書きます。とりあえずはここまでで。
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